旅と名物・酒と寺社、ときにレアな経路を使いつつ

これまで日本全国を旅して集めた御朱印や写真を頑張って整理してみようと思います。続くかなw

【紀伊半島を放浪】玉置登山と玉置神社 その1

ここ数年、紀伊半島をぶらつくことが恒例となっています。

名古屋や天王寺から列車で、もしくは羽田から白浜空港まで空路を利用することが多いのですが、奈良交通のバスで紀伊半島の真ん中を縦断することもたまにあります。

 

今回は、奈良交通のバスでの十津川を訪問と、パワースポットとして有名な玉置山の登山をご紹介します。

 

 よろしければ、お付き合いください。

 


 

十津川までは奈良交通のバスを利用したが、このバスは奈良県の大和八木から和歌山県の新宮まで運行している日本一長い路線バスとして有名なバスだ。

 

本数は一日に4本

利用できるお得な切符としては、『168バスハイク乗車券(八木新宮線)』という2日間有効な片道切符があり、五条バスセンタ・五条駅~権現前の間は同一方向で途中下車が可能だ。

通常、大和八木から新宮までの料金と同じなので、谷瀬の吊り橋や温泉巡り、熊野本宮など観光する場合は使えるかもしれない。

ただ、難点は奈良交通のバスしか使えないという点。

実は、十津川~熊野本宮間は奈良交通の他に十津川村営バスが本数少ないながらも運行しており、熊野本宮~新宮間は奈良交通の他、熊野御坊南海バス(旧熊野交通バス)、明光バス龍神バスなどが乗り入れて本数が多い。

また、熊野本宮からは田辺・白浜方面へのバスも出ている。

奈良交通は日に3本しかないので、このパスを活用する場合は、宿泊地など事前に計画しないとうまく使えないように個人的には考えている。

www.narakotsu.co.jp

 

また、2020年7月11日現在、大和八木から新宮まで同一便を完全乗車した場合、『完全乗車記念品』をいただけるらしい。

https://www.narakotsu.co.jp/rosen/yagi-shingu/perfect-ride.html


所用時間は6時間半なので、結構、苦行かも知れない。。。

 

話を戻す。

 

都内から、このバスの第一便を利用する場合、大和八木出発が9:15なので朝一の新幹線を利用しても間に合わないように思える。

1泊しないとダメかなとあきらめてしまうのが普通であるが、実は裏技がある!

東京6:00発の新幹線で新大阪・天王寺経由(新大阪-天王寺は地下鉄)、または東京6:15発の新幹線で京都・吉野口経由(京都-吉野口は近鉄)なら、五条駅に10:18に着くことができる。

件の大和八木9:15分発のバスの五条駅出発は10:31なので、バスに追いついて乗りこむことができる!!

小生もよく使っている方法である。

ただ、問題は五条駅以前で満員になっている場合だ。。。

十津川村などが観光局向けの助成金として十津川村の宿に泊まれば、バス代半額というキャンペーンを打つことがある。

このキャンペーン期間は、十津川村への観光客や熊野古道登山客で、バスが満員になっていることが多い。。。

 

これに多少は抗って席を確保したい場合は、五条駅に着いたら五条バスセンターに向かうことだ。

実は五条バスセンターには10:18にバスは着いており、バスセンター発は10:29だ。

バスセンターまでは急げば5分、グーグルマップでは7分。

五条駅での乗客具合によるがこういうても使うことができる。

とはいえ、結局バスセンターでも満員だった場合や、信号待ちなどで遅くついてしまいバスが出発してしまったなどのリスクはある。

 

さて、いつものように五条からバスに乗りこみ、十津川に向かう。

この当時は水害による土砂崩れからさほど時間がたっておらず、十津川沿いの側のいたるところで工事が行われていた。

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工事の様子(仮設の橋)

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がけ崩れ

一方で、この国道168号は五條新宮道路として高規格道路への工事も進んでいる。

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168号から工事中の吊り橋を眺める

崖に沿ったクネクネした狭い道路から橋やトンネルで結ばれた直線に近い道路への見直しが進められ、毎年訪問するごとに道が良くなってきている。
紀伊半島は台風など多いので、早くインフラの整備を進めてもらいたいと思う。

 

ちなみに、路線バスは地元住民の足にもなっているので、新道ができた後も旧道沿いの集落を通る。

たぶん、旧道を通らずに新道のみを通ると所用時間は大幅に削減されるのではないだろうか。

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バス同士の行き違い

バスは有名な谷瀬の吊り橋で有名な上野地バス停に到着した。

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上野地バス停

ここでは休憩時間が20分設けられており、吊り橋を観光することが可能だ。

とはいえ、吊り橋は結構な額往復するだけで休憩時間の大半をくってしまうので、時間を気にしながら観光する必要がある。

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谷瀬の吊り橋

上野地を出発すると十津川温泉までは1時間ほどだ。

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十津川温泉

十津川温泉に到着し、さっそく宿に向かう。

この日は、宿に荷物を置いて、十津川の日帰り湯をいくつか愉しみ、翌日の登山に備えた。

 

十津川には、湯泉地温泉(単純硫黄泉)、十津川温泉(ナトリウム炭酸水素塩泉)、上湯温泉(ナトリウム炭酸水素塩泉)の3つの温泉地があるので、音質の違いなど好みに応じて宿を決めると良いと思う。

 


 

ここまで拝読いただきありがとうございました。

 

紀伊半島旅シリーズ1回目いかがだったでしょうか?

次回はいよいよ玉置山に登ります!

 

<十津川の宿(宿泊済み)>

十津川温泉 ホテル昴

 源泉100%掛流し・加温加水循環無しのナトリウム炭酸水素塩泉。

 露天風呂もあり。

 冬場はぼたん鍋もあり、郷土料理も楽しめます。

 玉置神社への予約バスの停留所にもなっており、便利です。

 また、果無集落にも近い宿です。 

十津川 湯泉地温泉 湯乃谷 千慶

 十津川で贅沢したいならおすすめの宿です。

 源泉100%かけ流しの単純硫黄泉。

 すべての宿泊部屋が一戸建ての平屋で、中には内湯や露天風呂を完備しています!

 料理は郷土料理が楽しめます。 

 


【記事で書いた地方のふるさと納税

 

五條市ふるさと納税からお米・柿の葉寿司・フルーツを選んでみました。