【四国放浪記】宇野-高松航路に乗船
四国はお遍路で何十回と訪れていました。
今回は、休止となってしまった宇野-高松航路に乗船した際を記事にしたいと思います。
よろしければ、お付き合いください。
宇野駅は、瀬戸大橋ができるまで、高松への窓口で東京からの寝台特急も発着していた。
この当時、高松への航路には、本四フェリー、 四国フェリー、国道フェリーの三社が乗り入れ、頻繁にフェリーが運航されていた。
それが今や高松までの直行便は休止とは残念なことである。
フェリー乗船券を購入して、フェリーを待つ。
桟橋の間は狭いがフェリーの幅とさして変わらないがスルッと入港
車と違って波で揺れるのに巧いものだ
入港したフェリーに乗りこむと、フェリーの中に「阿波の湯」という浴室があった。
阿波の国は徳島やのになんでや?っと思うが、もしかしたら船によって讃岐の湯、土佐ノ湯など命名しているのかもしれない。。。
汽笛が鳴ると出航だ
先ほどまでいた港が遠ざかっていく
この当時までこの写真のようには、まだ頻繁にフェリーが出入りしていた。
撮影しているフェリーを含めると4隻は宇野港にいる
出航してしばらくすると、「SUPER LINER OGASAWARA」(スーパーライナーオガサワラ)が解体のため(?)停泊していた。
ご存じの方もおられると思うが、この船は、時間短縮を目的に東京 - 小笠原航路に就航する予定だったが、原油高騰で採算が取れないということを理由に廃止された船だ。
現在も東京から父島の航路はは1日かかっているが、この船が就航すると16時間に短縮できるはずだった。
2/3に時間短縮されるのはホント凄いと思うし、この写真のとおり結構大きな船だ。
この大きさで営業速度で40ノット以上可能というのはかなり凄いと思う。
当時の原油価格は100ドル、現在は40ドルなので、現在のレートでは十分採算がとれそうなので、とても残念なことである。
瀬戸内海は行き交う船が多い
小生、小型船舶免許も所持しているのだが、一般の海路と違って瀬戸内海は海上交通安全法が適用されている。
海上交通安全法は東京湾、伊勢湾、瀬戸内海を航行する船舶の交通ルールで他の海域に比べて地形が複雑で潮流が早く、また、海上交通の輻輳(集まって密集)も著しいため設けられているとのことだ。
フェリーから外を眺めているといたるところに船がいるので、非常に納得である。
風景を眺めているだけで、所要時間の1時間が経過し、高松港が見えてきた。
たしかに瀬戸大橋を使えば、もっと短時間でたどり着くことができる。
ただ、列車と違って広々とした船内でくつろぐことができるし、ドライバーの立場では運転せず休憩している間に目的地にたどり着くメリットもある。
瀬戸内の航路は昔に比べかなり減ってきている。
大動脈だった宇高路線が休止となってしまったのは本当に残念でならない。。。
ここまで拝読いただきありがとうございました。
【記事で書いた地方のふるさと納税】