【中部訪問記】「2012国際航空宇宙展 」で童心に戻る
東京オリンピックが延長されたため、本来なら来年開催予定だった「2021国際航空宇宙展 」が玉突きで延長となったそうだ。
そこで今回は、2012年にポートメッセ名古屋で開催された「2012国際航空宇宙展 」の様子をお届けしたい。
ポートメッセ名古屋で開催された「2012国際航空宇宙展 」は大規模な開催だった。
ポートメッセ名古屋での室内展示の他、セントレアにも会場を設け、実機によるデモンストレーションも行われ、幕張メッセや東京ビックサイトでの開催よりも素晴らしいものだったと記憶している。
室内展示のポートメッセ名古屋には朝一で向かったため、比較的人は少なかった。
多分レプリカだろうけど、はやぶさとみちびきが展示されていていた
どちらもJAXAと思っていたけど、別々の組織らしい。
みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト - 内閣府
こちらの写真は日本初のジェットエンジン「ネ20」
ちなみに、「ネ」は「燃焼噴射推進器」の頭文字とのこと
大戦末期に実用化まで漕ぎつけたものの、終戦で秘密保持のため廃棄
1台だけ残ったものがアメリカに接収されたが、最終的にIHIが現在保存している
戦後しばらくは航空機産業は禁止されたが、禁止されていなければ、さらに性能の良いエンジンを世に出していたのではないかと惜しまれる。
会場の一角では模型飛行機が展示されていた
ラジコンかもしれないが・・・
ボーイングのブースは広く、民間機から軍用機まで模型展示がされていた
こちらはドクターヘリ
機体後部が観音開きでベッドごと搬送が可能なつくりになっている。
病院のない離島などでは必須だろう。
救助と言えば、US-2も掲載しておかなければ。
世界で唯一、波高3mの荒波に離着水可能な機体で、離着陸も短距離という優れた機体だ。
偶に、羽田空港にいることがあるが多分小笠原方面からの搬送だろう。
たしか写真も撮っていたのだが、見つけられなかった。
室内会場を後にして、屋外会場(セントレア)へのシャトルバスで移動
屋外会場は先ほどの屋内会場と比べて満員御礼状態だった。
こちらはセスナの離着陸実演
で、こっちは複葉機の実演
民間機から軍用機(自衛隊機だけだったが)まで実機展示されていた。
こちらは名古屋市消防局のヘリによる救助の実演
ロープを使った実演に観客は拍手を送っていた。
国際航空宇宙展は日本での開催はおおむね3~4年に一回だが、日本で実機を使っての展示はあまり聞いたことがない。
次回は東京ビックサイトでの開催なので無理だと思うが、今後いずれかの開催で是非とも実機展示もしてほしい。
ここまで拝読いただきありがとうございました。