【あおによし、奈良】談山神社 訪問
たぶん、このブログで初めての奈良回だと思います。
今回は、桜井の奥にある談山神社です。
よろしければ、お付き合いください。
談山神社は奈良観光でもあまり訪問されない方が多いのではないだろうか?
公共機関でのアクセスとしては、JRまたは近鉄の桜井駅からバスに乗り25分程度の距離で本数も1時間に1本程度は運行されている。
料金は桜井駅南口~談山神社までで500円。
多武峯線 時刻表(談山神社、聖林寺、桜井市総合福祉センター 行)/桜井市ホームページ
昔は奈良交通が直接運行していたが、今は桜井市のコミュニティーバス(運行の委託先が奈良交通)になっているようだ。
片道500円なので往復で1000円かかることになるが、奈良県内の他の観光スポットも見に行く予定なら以下の2Dayパスを使った方がお得だ。
こちらは、談山神社はもとより奈良市内、当尾、斑鳩、明日香、室生寺など、主な観光スポットのバス路線が2日間乗り放題で1500円だ。
談山神社への往復代に500円を追加して広範囲で2日間乗り放題になるのだから、バスで奈良観光をするのなら十分検討の価値はあると思う。
さて、談山神社であるが、この神社は飛鳥寺で蹴鞠を行っていた中臣鎌子(後の藤原鎌足)と中大兄皇子(後の天智天皇)が「大化の改新」の談議をこの多武峰(とうのみね)で行ったことから、この山を「談い(かたらい)山」と呼び、そこから談山神社の社号となったとのことである。
そのため、本殿で祭られているのは藤原鎌足公で、鎌足公御神像、蘇我入鹿暗殺の図など「大化の改新」絡みの文化財・社宝が多い。
「多武峯縁起絵巻」と「増賀上人行業記絵巻」については、奈良女子大学附属図書館がWeb上で公開されておられるので、興味のある方はご覧になられてはいかがだろうか。
コロナ禍で外出できない中、Webで拝観できるのは大変ありがたい。
談山神社といえば十三重塔が 有名だ。
十三重石塔はたまに目にするが、木造の十三重塔で現存するのはこの談山神社だけである。
こちらが本殿で鎌足公が祭られている。
この本殿は日光東照宮を建築する際の参考とされたらしく、言われてみれば似ている部分が見られる。
先に述べた通り、藤原鎌足、中大兄皇子は明日香からこの山に来て談議された。
次回は、談山神社と石舞台を結ぶその道をご紹介いたします。
ここまで拝読いただきありがとうございました。