【なるべく公共機関で瀬戸内をめぐる 3】大三島~柳井~徳山を巡る その2
今回は、二日目の柳井、大津島を記事にしたいと思います。
<旅程>
一日目
福山(明王院巡礼(中国観音霊場))~〈しまなみライナー〉~大三島BS~〈しまなみライナー〉~福山(泊)
二日目
福山~〈JR〉~柳井~〈JR〉~徳山~〈旅客船〉~大津島~〈旅客船〉~徳山~〈JR〉~広島(泊)
福山駅からJRで柳井まで移動した。
柳井は、以前紹介した竹原のように白壁の街並みが残る町である。
竹原同様に、クモの巣のような邪魔な電線も地下化され、路面にもタイルが敷き詰められて、歴史的な街並みが取り戻されており、景観が保全されている。
軒先には、特徴的な金魚ちょうちんが吊下げられており、夜には明かりが灯され、また違う表情を見せるのだろうなぁと思う。
ちなみに、お土産でも大小の金魚ちょうちんを購入することができる。
さて、通りの建物は外から見るだけでなく、実際に中を公開している建物もある。
国森家住宅もその1つだ。
中に入ると当時の富豪ぶりが感じ取れる。
家の作り、庭の作り、その一つ一つがかなり力を入れて作られている。
現在、この敷地面積で、このような作りでオーダーすると建てるのに一体いくらかかるのだろうか?
国森家住宅を後にして暫く歩くと、国木田独歩旧宅につく、ここでは独歩ゆかりの品々が収められており、拝見することができる。
本日の最終目的地、大津島に行くためだ。
大津島への船は徳山港から出港しているのだが、徳山港は徳山駅の目の先である。
また、大津島への船乗り場も写真のように目立つので、まあ迷うことはないだろう。
おおむね、旅客船やフェリーが1日に7便就航しており、目的の馬島港までの所要時間は15~45分である。
所用時間が違うのは大津島にはいくつか港があり、便により立ち寄る順番が異なるためだ(ただし、フェリーは45分の所用)。
大津島での目的地は、回天記念館と回天基地だ。
馬島港からは徒歩となる。
まずは記念館に向かう。
記念館は丘の上にあり、できれば夏場以外に訪れたい。
小生は暑いのは非常に苦手なのだ。
この時は5月、ちょうどよい気候で多少の上り路でも心地よかった。
回天記念館を鑑賞して、回天発射場跡に向かう。
看板を眺め、ふむふむと思っていると・・・・
「よう!きたか!待っとったでぇ!」
と言わんばかりに・・・・
トンネル奥から門番ネコご登場!!
この門番ネコ、近くまで来ると、
ごろんと横になり、「おう、通行料としてモフれや!」といった姿勢をとってきた!
モフる程度なら安いモノだと思い、モフってやる!
暫くすると態勢を変えて、「こっちもモフってくれ」と言わんばかり。
首輪はしていないが、毛並みは綺麗だ。
ひととおりモフり終わったのだが、
「ココやココ!」と足で場所を示し、さらに催促してきた。
10分間ほどは門番に呼び止められただろうか?
ようやくと赦しを得て、トンネルに入ることができた。
トンネルは思ったより長い。
修繕工事はされているのだろうが、かなり立派なものである。
トンネルを出ると回天基地跡が見えてくる。
今やコンクリートの柱や壁だけとなっている。
先客として釣り人が何人かおり、今や釣り堀と化しているようだ。
ひととおり散策したのち、馬島港への帰路についた。
ちなみに、帰りは退社時刻を過ぎたのか、すでに門番ネコの姿はなく、少し寂しかった。。。
ここまで拝読いただきありがとうございました。
【記事で書いた地方のふるさと納税】
今回の自治体は楽天ふるさと納税では見当たらなかったので、前回と同じとしました。