【あおによし、奈良】当尾の里で、多くの石仏に出合う
今回は、奈良の当尾をご紹介します。
よろしければ、お付き合いください。
今回はこの岩船寺からスタートとする。
岩船寺からスタートとした方が下りメインで楽である。
岩船寺までのアクセスだが、JR加茂駅からコミュニティーバスに乗車して16分の距離だ(20年8月現在300円)。
残念ながら奈良交通のフリーパスにはこのコミュニティバスは含まれていない。
浄瑠璃寺バス停は含まれているので、奈良市内の観光もされる場合は、あらかじめフリー切符を購入しておいた方が良いかも知れない
「奈良公園・西の京 世界遺産 1-Day Pass」は「バスもり!」アプリに対応しているので、当日予定している観光スポットが当てはまるのなら、わざわざフリーパスを買いに営業所に行かなくとも、スマホ購入してスマホ乗車券で乗車が可能となる。
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さて、岩船寺からハイキングコースに沿って石仏巡りをしよう。
ただ一つのお願いを一心にお願いすれば叶えてくださる有難いお不動さんらしい。
是非願掛けしておこう!!
わらい仏に向かう途中のこの大きな岩は「八帖岩」
道は下りなので楽なのだが、雨の後などは気を付けないと滑りそうだ。
ここで分かれ道、まずは道しるべに従ってわらい仏へ
鎌倉時代の作品で既に700年以上たっているが、窪み部分がひさしとなってあまり風化されてなく保存状態が良い。
この微笑みを見るとほっこりする。
今きた道を戻る。
不思議な石だが、何かの礎石らしい。
粉ひきの唐臼に似ているから「カラスの壺」と言われている。
飛鳥地方のよくわからない石造物とは違って元々何に使われていたのかはわかっているようだ。
これ、名前は二尊なのにパっと見ておひとりしかおられないと思うよね?
実は横にもうひとりが隠れておられる。
知らないと見逃してしまうので要注意っす!!
次にお目見えするのはあたご灯籠
「あたご」という名前で分かると思うが、火の神様の愛宕信仰由来の灯籠で、昔はこの灯籠の火を家に持ち帰ったりしていたようだ。
ちなみにくぼんた部分に火が灯る。
あたご灯籠まで来るとバス道も間近だ。
一度バス道に出て少し歩くと「やぶの中三尊」がある。
バス道に沿って歩いて、続いて首切地蔵と大門石仏に向かう。
向かって左端が首切地蔵
よく見ると首のあたりに切れ込みが入っており、このことから首切り地蔵と言われている。
首切地蔵の近くに大門石仏群がある。
これは、寺社の大門の近くにあった石仏、石塔などを寄せ集めた石仏群らしい。
他にも石仏はあるが、主な石仏は以上のような感じだ。
いったんバス道まで戻って、今度は道沿いに浄瑠璃寺に向かう。
歩いておなかも空いたので、途中、あ志び乃店で名物のとろろを食した。
結構おいしい!!
その後、浄瑠璃寺を散策。
お寺で飼われている猫なのか安心しきった猫がいたので、しばらく一緒にまったりしてこの旅を終えた。
ここまで拝読いただきありがとうございました。