【京都の風景 3】 夏の風物詩 松上げ その1
京都の夏の風物詩というと、7月の祇園祭、8月の大文字焼き、そして同じく8月の松上げです。
2020年の今年は、残念ながら、コロナ禍の影響で松上げは中止となってしまったようです。
そこで、代わりにというわけではありませんが、小生がこれまで鑑賞した松上げを記事にしたいと思います。
今回は、松上げがどんなものかをご紹介し、次回以降で各地の松上げをご紹介することにします。
愛宕神社は火伏せの神として、広く信仰されている。台所にお札を貼っている家も多いのではないだろうか。
松上げはその愛宕信仰に関連する祭事であり、もちろん火祭りである。
また、北山など若狭よりの地域で8/24頃に行われている。
小生は、花脊、広河原、小塩の松上げを鑑賞したことがあるが、ほかにも色んな集落で行われているようである。
花脊・広河原・小塩ともに、京都バスの松上げ鑑賞バスツアーを利用した。
自家用車や現地宿泊でない限りは、このバスに乗るしかない。
一般の路線バスは『行きはヨイヨイ、帰りはナイよ!』である。
京都バスの松上げ鑑賞バスツアーは通常7月の上旬から申し込み受付が始まる。定員が決まっている申込制で申し込みのない当日は基本出来ない。
(2020年は松上げ鑑賞バスも中止とのことであるが、)
例年は、花脊は毎年運行されるようだが、広河原や小塩は毎年運行されるとは限らない。
花脊の場合、出町柳出発は18時ごろで現地に19時ごろに到着する。
帰りも基本的に大阪方面などの終電に間に合うよう旅程が組まれているが、バスのアクシデントも考えられるので、京都市内に宿を準備した方が良いと思う。
8月なので、19時と言ってもかなり明るい。
実際に松上げが始まるのは21時なので、場所取りして 2時間近くその場をキープすることとなる。
グループで参加すれば、時間が過ぎるのも早く、お手洗いにも困らないだろうが、ぼっち参加だと大変である。
良い場所をキープしたにもかかわらず、手洗いで席外したら最後、見えずらい場所に移動せざるを得なくなる可能性が高い。
現地では出店などはなかったと思うが、ぼっち参加の場合はビールなど利尿作用のある飲み物を準備しての参加はなされないことをお勧めする。
松上げが始まると気分的にビールを飲みたくなる衝動に駆られるとは思うが、断固我慢である。
また、夏の夜、しかも山奥である。
虫よけを準備してこないと、松上げが始まるまでの間も、始まってからも、蚊との闘いで鑑賞どころではなくなるかもしれない。
とにかく、この松上げは、ぼっち参加者には厳しいイベントであることはご理解いただけたかと思う。
ちなみに、小生は3回松上げに参加したうち2回はボッチ参加だった。。。
だからこそ、その大変さが身に染みている。
繰り返すが、ボッチ参加される方は、極力ご注意願いたい。
ここまで拝読いただき感謝です。
次回以降、各地の松上げをご紹介いたしますので、よろしければお付き合いください。
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