【紀伊半島を放浪】「本州最南端」奇岩・絶景が魅力の串本 本編
ここ数年、紀伊半島をぶらつくことが恒例となっています。
今回紀伊半島シリーズ9本目はこの串本の魅力をご紹介できればと考えています。
よろしければ、お付き合いください。
串本には橋立岩、潮岬灯台など観光地はいくつかあるが、今回ご紹介するのは紀伊大島にある観光スポットだ。
駅舎内にも掲示されているがかつて串本にトルコの船が座礁したという、エルトゥールル号遭難事件が起こった。
村民が座礁したトルコ人を助け、それが後日、二国間の友情に発展し、のちのイランイラク戦争での邦人救出に繋がることとなった。
この遭難事件の現場は「樫野埼」というあたりで、串本からはコミュニティーバスが2,3時間に1本運行されている。
串本から「樫野埼」まではおよそ50分程度の距離だ。
つまり、バスで観光するには半日以上を要することとなるので、そういう計画で旅行するか、効率的に観光スポットを巡りたいのならバスでなくレンタカーか観光タクシーを使うこととなる。
小生は一度目はバスで、二度目はレンタカーで訪問した。
バスだと、一日で樫野埼と潮岬を観光するのはかなり厳しいので、個人的にはレンタカーの方が良いかと思う。
ただ、樫野埼を中心にじっくりと観光するのであればバスでも良いかも知れない。
バスの本数は少ないが、樫野埼に点在する観光スポットも離れているので、バスの間隔が長い方がありがたいかもしれない。
さて、その樫野崎であるが、バス停からすぐのところにトルコ記念館がある。
ここでは遭難事件当時の記録や展示などがされており、勉強になる。
また、記念館の裏側に座礁ポイントがあり、実際の現場を確認できる。
トルコ記念館を後にしてさらに進むと、慰霊碑があり、その奥が樫野埼灯台だ。
展示館も併設されているので、興味があればそちらも立ち寄られると良いと思う。
確か灯台には登れたと思う。
灯台を後にして一度駐車場まで戻り、今度は海金剛をめざす。
海金剛は、切り立った断崖と海に置かれたピラミッドのような奇岩からなる景勝地だ。
かなり迫力のある景色だが、見ていると心が落ち着く。
シッカリとした展望台もあり、誰でも迫力の景色を味わうことができる。
海金剛の近くに日米修交記念館がある。
ペリーが浦賀に現れる62年前に、毛皮を売りにアメリカの船がこの串本に現れたそうだ。
その時の様子や船の模型をこの記念館では展示している。
おそらく往復バスを利用する場合は、今回紹介した観光スポットで実質1日が過ぎてしまうように思う。
串本には、今回ご紹介した以外にも潮岬灯台や橋立岩などの観光スポットもあるので、興味を持たれたら是非とも訪ねてみてほしい。
ここまで拝読いただきありがとうございました。